ハウスクリーニング

公開:2024.3.26

 

更新:2024.4.10

エアコンのカビが発生する原因とは?掃除や予防の方法も解説

編集部
編集部
エアコンを使ったら、なんだか嫌な臭いがしてしまった。
編集部
編集部
エアコンのカビ掃除のやり方が分からない。

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

エアコンから出る変な臭いの原因は、カビやゴミであることがほとんどです。エアコンにカビが発生する原因を知り、きちんと対策すれば異臭を予防できます。

この記事では、エアコンにカビが発生する主な原因とその対策方法について徹底解説します。

エアコン掃除を依頼できる業者の紹介もありますので、最後まで読んで参考にしてみてください。

この記事でわかること

・エアコンにカビが発生する原因とその対策
・エアコンを自分で掃除する方法
・エアコンのクリーニングを依頼できる業者がある

エアコンにカビが発生する主な原因とは

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エアコンにカビが発生する原因は主に2つです。

  • カビが過ごしやすい湿度と温度
  • カビが好むホコリと汚れ

カビが発生する原因をよく知り、対策できているか確認しましょう。

エアコン内部の温度と湿度はカビが過ごしやすい

エアコンの内部は、各部位の稼働による熱とフィルターによる密閉状態が原因で高温になることがあります。とくに28℃前後になることが多く、これはカビにとって快適で過ごしやすい温度です。その上エアコンの内部はホコリがたまりやすい構造になっているので、たまったホコリがカビの餌になってさらに繁殖を促してしまいます。このホコリを除去するために、定期的なメンテナンスが必要になるのです。

また、また、エアコンが温かい空気を冷やすことによって湿気が発生しやすくなります。発生した湿気も溜め込みやすく、カビにとって快適な湿度80%以上を保ってしまうことがあります。

エアコン内部にはカビが好むホコリや汚れが多い

エアコンはフィルターで内部を密閉してしまう構造上、一度内部に入ったホコリや汚れをそのまま溜め込んでしまいます。とくにホコリや汚れを溜め込んでしまうのは、フィンと呼ばれる部分と送風ファン、フィルターの3か所です。

フィンはエアコンのカバーを外した奥にある、薄い金属が密集して並んでいる繊細な部分です。とても傷つきやすい部位なので、丁寧にクリーニングする必要があります。送風ファンは外側の吹き出し口から中を覗くと見える部分で、エアコンの稼働の仕組み上、フィルターの次に汚れが溜まりやすい部分です。

エアコンのカビを自分で掃除する方法と注意点

エアコン掃除はもちろん自分でできますが、繊細なパーツや細かい隙間を掃除するときは注意しなくてはなりません。

誤った方法で掃除してしまうと、隅々まで綺麗に掃除できず、故障や火災の原因になるケースもあります。

掃除の方法と注意点をしっかり理解して、エアコントラブルを防ぎましょう。

エアコンのカビを掃除する手順

エアコンには狭い隙間が多いので、隅々まで綺麗にするために掃除用の道具を用意しましょう。

用意するもの

  • ゴム手袋
  • 掃除機
  • 綿棒
  • 歯ブラシ
  • エアコンクリーナースプレー

エアコン掃除に使う道具は、ほとんどが普段の生活でも使用するものです。

どれも手頃な値段で購入しやすく、揃えやすいので、初めてエアコン掃除をする人でも安心です。

エアコン掃除の大まかな手順

  1. エアコンのカバーを外して、フィルターも外す。
  2. フィン部分のホコリを掃除機で吸い込む。
  3. 吸いきれないホコリを綿棒でふき取る。
  4. クリーナースプレーを使用して内部を洗浄する。
  5. クリーナースプレーをしっかりと乾かす。
  6. 乾燥したことを確認してからフィルターとカバーを取りつける。

各パーツの具体的な掃除方法についても確認していきましょう。

エアコンのフィルターの掃除方法

エアコンフィルターの具体的な掃除方法を紹介します。

  1. フィルターを外して表面のホコリを掃除機で吸い込む。
  2. 裏面から水洗いして、残ったホコリは歯ブラシを使って落とす。
  3. 日陰でしっかりと乾かす。

フィルターにはエアコン外部からの空気を綺麗にする役割があり、その役割を担うため裏と表があります。故障の原因にもなるため、洗浄後に取り付ける際は裏表を間違えないように気を付けてください。また、エアコンに水が入り込まないように、洗浄後は日陰で十分に乾燥させるように徹底してください。

エアコンのフィン部分の掃除方法

エアコンのフィン部分の具体的な掃除方法を紹介します。フィンとはフィルターを外したすぐ奥にある、細かい金属板の部分です。

  1. フィン部分をできる限り掃除機で吸い込む。
  2. 市販のエアコンクリーナーを吹きかけて送風運転で乾かす。

フィン部分はとても繊細な作りになっていて、エアコンの部位の中でもとくに故障しやすいです。傷が付かないように気を付けて丁寧に取り扱ってください。

また、市販のエアコンクリーナーには洗浄力が強いものも多く、フィンの掃除に向かないタイプもあるため、注意書きをよく読んで使用するようにしてください。

パーツの隙間部分の掃除方法

エアコンパーツの隙間部分の具体的な掃除方法を紹介します。

  1. 市販の掃除ブラシや歯ブラシを使って掃除する。
  2. できるだけホコリを掻き出す。

フィルター取り付け部やフィンの横など、エアコンパーツの隙間は狭いところが多く、掃除機だけで吸い取り切れないホコリやゴミが残ります。

そのようなホコリやゴミは掃除ブラシや歯ブラシを使って掻き出しましょう。長期間放置された状態のエアコンを掃除するときはとくに、ホコリやゴミが残らないように気を付けてください。

エアコンのカビを掃除するときの注意点

エアコンのカビを掃除するときは、エアコンのカビが発生しやすい場所を理解して念入りに掃除しましょう。

とくに、カビが発生しやすい場所は以下の3か所です。

  • フィン
  • 送風ファン
  • 吹き出し口

他に汚れやすい箇所として、フィルターがあります。フィルターは空気を循環するときに、空気中の塵やゴミを取り除く役割でホコリが溜まりやすいため、定期的に掃除するように心がけてください。

エアコンのカビを予防するために気をつけること

エアコンのカビを予防するためには、エアコンの内部をカビが発生しにくい状態で保つ必要があります。

カビが発生しにくい状態で保つにはどのようにしたらよいか、以下の点に注意して対策してみてください。

  • 定期的に掃除をしてカビが好む環境にしない
  • ドライや送風を使用して湿度を下げる
  • 部屋の換気を行い空気を入れ替える

定期的に掃除をしてカビが好む環境にしない

カビの発生を防ぐためには、エアコンの掃除を定期的に行い、ホコリや汚れを溜め込まないようにすることが大切です。

目には見えない汚れが原因となってカビが発生してしまうこともあるので、まだ汚れていないと感じても掃除するようにしてください。

エアコン内部を掃除するクリーナー機能があるエアコンを使用している方は、定期的にクリーナー機能をオンにするのもおすすめです。

ドライや送風を使用して湿度を下げる

エアコンの使用後はエアコン内部に湿気が溜まりやすいため、電源を落とす前にドライ機能や送風機能を使用して湿度を下げる習慣をつけるようにしましょう。

ドライ機能とは室内の湿気を取り除く機能で、雨の日に使うと効果的です。それに対して送風機能は室内の温度を一定にする効果があります。

時間があるときはドライ運転をしたあとに30分程度送風運転をするとより効果的です。

エアコンの機能を上手に使ってカビの発生を防ぐようにしてみてください。

部屋の換気を行い空気を入れ替える

換気をしていない部屋はホコリが溜まりやすくなり、エアコンの運転にも影響を与えてしまいます。

そのため、定期的に換気を行い、エアコンの運転に影響がでない空気作りをすることが大切です。

また、定期的に換気を行っている部屋では、エアコン溜まるホコリやゴミが少なくなります。簡単ですぐに実践できる対策なので、やってみてください。

エアコンのカビ放置は健康に悪影響を及ぼす

エアコンのカビをそのまま放置していると、気管支や肺にかかわる健康被害がでてしまう場合があります。

カビによる健康被害の中には、喘息やアレルギー性鼻炎のほか、肺炎やアスペルギルス症などの命に係わる健康被害もあります。

アスペルギルス症は真菌が引き起こす肺の感染症で、吐血や呼吸困難などの症状がある死亡率の高い病気です。

できるだけこまめに掃除をして対策をとるようにしてください。

とはいえ、掃除のし過ぎはフィン部分の劣化にもつながるため、1年に2回程度を目安に適度な掃除を行うようにしましょう。

エアコンのカビを掃除するなら業者に依頼がおすすめ

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エアコン掃除は素人には難しい部位もあり、故障や火災の原因になる場合があります。

心配な人は専門業者への依頼を検討してみてください。

おすすめの業者を3社紹介します。

  • おそうじ本舗
  • ユアマイスター
  • カジタク

おそうじ本舗

おそうじ本舗

おそうじ本舗はハウスクリーニングを専門に行っている業者で、エアコン掃除はもちろん、プランによっては水回りや部屋の壁や床、ガラスの掃除まで全てクリーニングしてくれます。

汚れの状態や環境から適切な洗剤を選んで掃除してくれるので、要望にあったクリーニングがしてもらえると評判です。

一般的な壁掛けタイプのエアコンであれば、1台あたり1,1000円でクリーニングしてもらえます。

ユアマイスター

ユアマイスター

ユアマイスターはエアコンクリーニングの他、洗濯機や換気扇などのクリーニングも行っている掃除業者です。クリーニングだけではなく、状態によっては修理の対応もしているので、家の中のあらゆる物を綺麗にできると人気です。

壁掛けタイプのエアコンであれば1台あたり6,460円からクリーニングしてもらえます。

カジタク

カジタク

カジタクはイオングループのクリーニング業者です。

ハウスクリーニングの他、布団や衣類の宅配クリーニングや家事代行など、幅広く対応しています。

選択できるプランが豊富で、割引キャンペーンを実施しているのも特徴です。

壁掛けタイプのエアコンであれば1台あたり13,200円からクリーニングしてもらえます。

エアコンのカビをしっかり対策して心地よい空間にしよう

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エアコンから出る嫌な臭いの原因はカビであることがほとんどです。

定期的なメンテナンスをしっかりと行い、エアコンの内部にホコリやゴミを溜め込まないように気を付けてください。

自分で掃除するのが不安な場合は、クリーニング業者に依頼するのもおすすめです。

エアコンのカビを対策して、心地よい空間で生活で生活しましょう。

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