「そろそろ衣替えかな」と思いつつ、いつも後回しにしていませんか?「去年しまったニットを出してみたら黄ばんでいた」「急に冷え込んだのにコートがクローゼットの奥で見つからない…」衣替えのタイミングを間違えると、こうした失敗がつきまといます。
季節の変わり目を気持ちよく迎えるなら、衣替えは「何月からではなく最高気温で判断」するのが正解です。ひとつの目安として、春なら15〜20℃、夏なら22℃以上、最高気温が数日続いて安定してきたタイミングが衣替えスタートの合図。
この記事では、春夏秋冬の衣替え時期の目安から、スーツや制服の衣替えの目安、衣替えでよくある失敗の防ぎ方まで抑えるべきポイントをまとめました。ベストなタイミングで衣替えするための参考にしてください。
目次
衣替えはいつから始めるべき?気温で判断する目安

カレンダーで「6月だから夏服」「10月だから冬服」と決めるやり方は、正直あまりおすすめできません。年によって気候はまるで違いますし、最近は5月に30℃近くなる日もあれば、10月でも半袖で過ごせる日もあります。
衣替えで一番ありがちな失敗は「一気に全部入れ替える」こと。ある日突然すべてを夏物にしたら、翌週急に冷え込んで着るものがない…という経験はありませんか?
コツは2〜3週間の移行期間を設けること。まずは「もう絶対着ない」と言い切れるものからしまい始め、季節の境目に使える薄手の羽織りものは最後まで手元に残しておく。これだけで、気温の揺り戻しにも慌てずに済みます。
【季節別】衣替えのベストタイミングと気温の目安

衣替えのベストタイミングは、週間天気予報をみて、目安の気温が3〜5日連続したときです。1日だけ暖かい日や寒い日があっても焦らず、ゆっくりと移行することを心がけましょう。ここからは季節ごとに、衣替えの目安となる気温や進め方のコツを紹介します。
春の衣替え(冬物→春物):最高気温15〜20℃
春の衣替えは、最高気温が15℃を安定して超え始める3月下旬〜4月上旬がスタートライン。真っ先にしまうのは、真冬にしか着ないダウンジャケットや厚手のウールコートです。
薄手のニットやカーディガンは、もう少し手元に残しておいてください。4月でも「花冷え」で急に10℃前後まで下がる日があるので、薄手のアウター1枚はすぐ取り出せる場所にスタンバイさせておくのが安心です。
春の衣替えで忘れがちな落とし穴が、冬物の「しまい洗い」。汚れがついたまましまうと、夏の間に黄ばみや虫食いが進みます。コートやダウンは自宅で洗いにくいので、しまう前にクリーニングに出しておくのが鉄則です。
夏の衣替え(春物→夏物):最高気温22〜25℃
最高気温が22℃を超える日が増えてくる5月中旬〜6月上旬が、夏の衣替えのベストタイミング。長袖のシャツやジャケットをしまい、半袖・ノースリーブ・リネン素材の服を前面に出します。
ここで大事なのが梅雨入り前に終わらせること。湿度が高い時期にクローゼットを何度も開け閉めすると、しまった服にカビが生えやすくなります。収納前に衣類をしっかり乾かし、防虫剤と除湿剤を忘れずにセットしてください。
秋の衣替え(夏物→秋物):最高気温20〜23℃
秋の衣替えは9月下旬〜10月中旬が目安。夏物をしまって、長袖シャツやカーディガン、薄手のジャケットを出す時期です。
秋は朝晩と日中の気温差が10℃以上開くこともあるので、羽織れるアイテムを何枚か用意しておくのがポイント。10月に入っても急に暑さが戻る日はあるので、Tシャツを2〜3枚だけ手元に残しておくと便利です。
夏物をしまうときは、汗じみと日焼け止めの汚れに注意。どちらも放置すると黄ばみの原因になります。襟まわりや袖口を重点的にチェックして、きちんと洗ってからしまいましょう。
冬の衣替え(秋物→冬物):最高気温15℃以下
冬の衣替えは、最高気温が15℃を下回る日が続く10月下旬〜11月上旬に行います。コート、マフラー、手袋、厚手のニットをクローゼットの手前に移動させましょう。
冬物を出したときに防虫剤の匂いが気になることがありますが、風通しの良い場所に半日ほど吊るしておけば自然に抜けます。前シーズンの終わりにクリーニング済みならそのまま着用OK。クリーニングしていない場合は、着る前に出しておくのがおすすめです。
【早見表】衣替えのタイミング
| 季節 | 最高気温の目安 | 時期の目安 | 衣替えの内容 |
|---|---|---|---|
| 春(冬物→春物) | 15〜20℃ | 3月下旬〜4月上旬 | コート・ダウンをしまう |
| 夏(春物→夏物) | 22〜25℃ | 5月中旬〜6月上旬 | 長袖を片づけ半袖を前面に |
| 秋(夏物→秋物) | 20〜23℃ | 9月下旬〜10月中旬 | 半袖をしまい長袖・羽織りを出す |
| 冬(秋物→冬物) | 15℃以下 | 10月下旬〜11月上旬 | コート・マフラー・厚手ニットを出す |
【シーン別】衣替えの時期ガイド

普段着だけでなく、スーツや制服、布団の衣替えにもそれぞれベストなタイミングがあります。
【会社】スーツの衣替えはいつから?(春夏・秋冬スーツ)
ビジネススーツの衣替えは、春夏用への切り替えが5月下旬〜6月上旬、秋冬用への切り替えが9月下旬〜10月上旬が一般的です。会社によって「クールビズ」の規定がある場合もあるので、確認すると良いでしょう。
春夏スーツと秋冬スーツの見分け方は簡単。裏地の有無を確認すれば一目瞭然です。総裏地なら秋冬用、背抜き(背中の裏地がない)なら春夏用。迷ったときはこれで判断できます。
スーツは直接肌に触れていなくても汗を吸っています。しまう前には必ずクリーニングに出して、汗や皮脂を落としてから収納してください。
【学校】制服の衣替えはいつから?(夏服・冬服)
従来は6月1日に夏服、10月1日に冬服が定番でした。ただ最近は気候変動もあって、5〜6月と9〜10月に「移行期間」を設ける学校が増えています。移行期間中はどちらの制服でもOKという柔軟な運用です。
お子さんがいる家庭では、移行期間に入ったら本人の体感に合わせてあげるのがベスト。朝は肌寒くても日中は暑い、という日が続く時期なので、「寒かったら冬服でもいいよ」と声をかけておくと安心です。
衣替えのタイミングで、制服のサイズが合っているか・ボタンのほつれ・汚れのチェックも一緒にやっておくと、新学期に慌てません。
布団の衣替え時期
布団も衣類と同じく気温で判断します。以下の表を目安に、布団も衣替えを進めましょう。
布団をしまう前は、天日干しか布団乾燥機でしっかり湿気を飛ばすのが必須。とくに冬用の厚手の布団を長期保管するなら、布団クリーニングでダニや汗汚れを除去しておくと、来シーズンも気持ちよく使えます。
衣替えのやり方と正しい手順【4ステップ】

衣替えは正しい順番で進めるだけで、翌シーズンのトラブルを大幅に減らせます。
【仕分け】着る服・着ない服を分ける
衣替えは、クローゼットを見直す絶好のタイミングです。全部出して、一着ずつ「来シーズンも着るかどうか」を判断していきます。
判断基準はシンプルで、過去1年間で一度も着なかった服は来年もほぼ着ません。サイズが合わなくなった、好みが変わった、毛玉や色あせが目立つ。当てはまるものは思い切って手放すと、収納スペースにかなり余裕が出ます。
すぐに決められないものは「保留ボックス」に入れておいて、次の衣替えで再判断する方法もあります。
【しまい洗い】服についた汚れを落とす
衣替えで一番大事なステップが、収納前の「しまい洗い」です。
見た目がきれいでも、汗・皮脂・食べこぼしは目に見えない状態で繊維に残っています。そのまま数ヶ月しまっておくと、汚れが酸化して黄ばみやシミに変わったり、虫食いの原因になったりします。
自宅で洗えるものはしっかり洗濯。コートやスーツ、ダウンなど家庭で洗えない衣類はクリーニングへ。何着もまとめてクリーニング店に運ぶのが面倒なら、宅配クリーニングを使えば自宅で集荷・受け取りが完結するので、衣替えの負担がぐっと軽くなります。
【乾燥】完全に乾かしてから収納する
しまい洗いの後、もう一つ気をつけたいのが十分な乾燥です。少しでも湿気が残った状態で収納ケースに入れると、密閉空間でカビが発生します。
晴れた日にしっかり外干しするか、部屋干しなら除湿機やサーキュレーターを活用してください。ニットや厚手の衣類は中まで乾くのに時間がかかるので、裏返して干すのが効果的。「もう大丈夫」と思ってからもう半日置く、くらいの気持ちでちょうどいいです。
【収納】防虫剤と除湿剤をセットする
収納の仕上げに、防虫剤と除湿剤を入れます。
防虫剤の置き場所にはコツがあって、必ず衣類の上に置くこと。防虫成分は空気より重いため、上から下に広がる性質があります。ケースの底に入れてしまうと、上のほうの衣類まで届きません。
もう一つ大事なのが、防虫剤は1種類に統一すること。違う成分の防虫剤を混ぜると、化学反応でシミや変色を引き起こすことがあります。除湿剤は収納ケースの底や隅に配置しましょう。
衣替えで失敗しないための収納のコツ

せっかく丁寧に洗っても、しまい方が悪いと台無しです。型崩れ・シワ・カビを防ぐ収納のポイントを押さえておきましょう。
収納ケースの選び方と詰め方
収納ケースは密閉性の高いプラスチック製がおすすめです。布製の袋は通気性がある反面、防虫剤の効果が薄れやすく、虫が入り込むリスクもあります。
詰め方で差がつくのは「立てて入れる」か「重ねて入れる」かですが、「立てて並べて入れる」が正解です。重ねると下の服が圧縮されてシワや型崩れの原因になります。ケースの8割くらいを目安に、ゆとりを持たせてください。パンパンに詰め込むのはNGです。
ケースの外側にラベルを貼って中身をメモしておくと、翌シーズン「あの服どこだっけ?」と探し回らなくて済みます。
畳む服・吊るす服の使い分け
ニットやTシャツなど伸びやすい素材は畳んで収納が基本です。ハンガーにかけると自重で肩や首まわりが伸びてしまいます。畳むときはシワになりやすい部分を内側にして、コンパクトにまとめましょう。
コートやジャケットは厚みのあるハンガーに吊るして保管しましょう。ワイヤーハンガーは肩の形が崩れるのでやめてください。不織布カバーをかぶせれば、ホコリと日焼けを防げます。クリーニング店のビニールカバーは湿気がこもるので、必ず外してから保管を。
収納が足りないときは保管サービスを活用する
家族が多いと、オンシーズンの服だけでクローゼットがいっぱい。オフシーズンの服まで入りきらない、という悩みは珍しくありません。そんなときに便利なのが、「宅配クリーニングの保管サービス」。かさばるコートやダウンを預けるだけで、クローゼットにかなりの余裕が生まれます。
「せんたく便の保管パック」なら、クリーニングと最長11ヶ月の保管がセットになっています。温度・湿度管理された専用倉庫での保管なので、虫食いやカビの心配も不要。次のシーズン前に届けてもらえるので、「取りに行く」手間もありません。
衣替えでよくある失敗とその対処法

丁寧に衣替えしたつもりでも、翌シーズンに服を出してみたら想定外のトラブルが…ということは起こり得ます。よくある3つのケースと対処法をまとめました。
防虫剤の匂いがついてしまった
衣替えで最も多いトラブルがこれ。防虫剤の成分は揮発性なので、風通しの良い場所に2日〜3日吊るしておけば自然に抜けます。
急いでいるなら、衣類スチーマーでスチームを当てると揮発が早まります。それでもダメなら洗濯してしまうのが確実です。
もしカビ臭がする場合は、匂いの原因が防虫剤ではなく湿気による雑菌の繁殖です。しっかり洗濯した上で、天日干しで完全に乾かしてください。次回からは無臭タイプの防虫剤にすると、匂い移りの悩みがなくなります。
黄ばみやシミを見つけた
しまい洗いが不十分だった場合、汗や皮脂が酸化して黄ばみとして現れます。
軽い黄ばみなら、40℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分〜1時間つけ置きしてから洗濯してみてください。白い衣類なら、重曹ペーストを黄ばみ部分に塗ってから洗う方法も効果的です。
ただし、デリケート素材や色物は自宅での漂白で色落ちするリスクがあります。高価な服やお気に入りの一着に黄ばみを見つけたら、自己判断で処理せずクリーニング店に相談するのが安全です。
洗濯表示を無視して洗ったら傷んでしまった
コート、スーツ、ダウン、ウールやカシミヤ製品…これらは無理に自宅で洗うと縮みや型崩れのもとです。洗濯表示に「水洗い不可」のマークがあれば、迷わずプロのクリーニングに出してください。
重いコートやかさばるダウンをクリーニング店まで運ぶのが面倒という方は、宅配クリーニングが便利です。自宅からまとめて送れるので、衣替えのしまい洗いを一括で片づけられます。
衣替えに関するよくある質問
Q1. 衣替えで一番やってはいけないことは何ですか?
汚れたまま衣類をしまうことです。きれいに見えていても、汗や皮脂は繊維の奥に残っています。
数ヶ月後に酸化して黄ばみになったり、虫食いの原因になったりするので、必ず洗ってから収納してください。
Q2. 衣替えにはどのくらい期間をかけるべきですか?
2〜3週間が理想です。1週目にもう着ない厚手(薄手)の服をしまい、2週目に新しい季節の服を出し、3週目に気温を見ながら微調整するのがおすすめ。
一度に全部入れ替えると、急な寒暖差で着るものに困ることがありますが、2〜3週間かけて衣替えを進めることで、一時的な季節戻りにも対応することができます。
Q3. コートやダウンはクリーニングしてからしまうべきですか?
はい、コートやダウンは衣替え前に必ずクリーニングに出すなど「しまい洗い」をしてから保管するようにしましょう。コートやダウンは家庭での洗濯が難しく、汗や汚れが残りやすいアイテムです。
そのまま夏を越すと黄ばみ・カビ・虫食いのリスクが跳ね上がります。クリーニング後はビニールカバーを外し、不織布カバーに替えてから保管しましょう。
Q4. 衣替えの手間を減らすコツはありますか?
衣替えの手間を減らすには、大きく二つのアプローチがあります。
1つ目は、通年で着回せる服を増やすことです。薄手のカーディガンや季節を問わないパンツなど、オールシーズン使えるアイテムを中心にワードローブを組めば、そもそも入れ替える服の量自体が減り、衣替えの負担が軽くなります。
2つ目は、保管付き宅配クリーニングの活用です。かさばる冬物をクリーニングと保管にまとめて預けてしまえば、しまい洗い・収納スペースの確保・翌シーズンの準備がすべて一括で完了します。自宅のクローゼットにも余裕が生まれ、日々の服選びもスムーズになります。
Q5. 防虫剤は何を選べばいい?
収納ケースに入れるなら無臭タイプが安心です。匂い移りの心配がありません。
必ず1種類だけを使い、違う成分の防虫剤を混ぜないようにしてください。化学反応でシミや変色が起きることがあります。設置場所は衣類の一番上。成分が上から下へ広がる性質を活かすためです。
まとめ:衣替えは気温を目安に計画的に進めよう
衣替えのタイミングは、カレンダーの日付より最高気温で判断するのが確実です。
- 春:15〜20℃ → 冬物をしまう
- 夏:22〜25℃ → 半袖を前面に
- 秋:20〜23℃ → 長袖・羽織りを出す
- 冬:15℃以下 → コート・厚手ニットを出す
2〜3週間かけて段階的に進め、「しまい洗い」で汚れを落としてから収納する。これだけで黄ばみ・虫食い・カビのトラブルは大幅に減らせます。
コートやスーツなど自宅で洗えない衣類は、プロのクリーニングに任せるのが安心。宅配クリーニングのせんたく便なら、まとめてのしまい洗いから保管まで自宅で完結できるので、衣替えの手間を軽くしたい方はチェックしてみてください。
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