スタジャンの袖や身頃の汚れが気になっても、自宅で洗えるのか、どのクリーニング店に出せばよいのかは判断しにくいものです。「持ち込んだら断られた」という話を聞いて、二の足を踏んでいる方もいるでしょう。
スタジャンには、メルトン、ウール混、ナイロン、本革、合成皮革など、異なる素材を組み合わせた製品が多くあります。素材の組み合わせによって、洗浄方法も料金も、受けられるサービスも変わります。
この記事では、スタジャンをクリーニングに出せる条件、素材別の料金と依頼先、自宅でできるお手入れ、クリーニングの頻度と保管方法を整理します。
目次
スタジャンはクリーニングに出せる?

結論から言うとスタジャンもクリーニングに出せます。ただし、どこにでも出せるわけではありません。素材の組み合わせによって、受け付けられる店が変わります。
まずは自分のスタジャンの素材を確認するところから始めましょう。
洗濯表示と素材を確認する
内側のタグを見て、洗濯表示と組成表示を確認します。スタジャンでよく使われるのは次の素材です。
- 身頃:メルトン(厚手のウール生地)、ウール混、ナイロン、ポリエステル
- 袖:本革、合成皮革、身頃と同じ生地
- 襟、袖口、裾:リブ編み(アクリル、ウール混)
- 裏地:ポリエステル、キルティング
身頃と袖で素材が違うのがスタジャンの特徴です。この組み合わせが、扱いを難しくしています。表示に「ドライクリーニング可」とあっても、革袖が付いていれば通常のドライクリーニングでは対応できません。
革袖や合皮袖は対応できる店が限られる
革は水分や洗浄方法の影響を受けやすく、一般的な衣類とは異なる工程が必要です。そのため、革袖のスタジャンは皮革を扱える店でなければ受け付けられません。
街のクリーニング店に持ち込むと、提携先の専門業者に外注する形になることが多く、その分日数と料金が上がります。最初から皮革を扱える店を選ぶほうが、やり取りも仕上がりも安心です。
合成皮革の袖は、さらに条件が厳しくなります。理由は後述しますが、経年劣化の状態によっては受け付けてもらえず断られるケースもあります。
ワッペンや刺しゅうがある場合は事前確認する
スタジャンの多くには、チームロゴや大きなイニシャルのワッペンが付いています。ワッペンには、フェルト、革、シェニール(もこもことした立体的な刺しゅう)などが使われます。
これらは洗浄で色が落ち、周囲の生地に移ることがあります。また、接着で付いているワッペンは、はがれることもあります。ワッペンの素材と付け方を伝えたうえで、対応可否を確認してください。
経年劣化があるスタジャンは断られることがある
年数の経ったスタジャン、特に古着は、受付を断られる場合があります。理由は次のとおりです。
- 革が乾燥して硬くなり、洗浄でひび割れるおそれがある
- 合成皮革の表面が劣化し、洗浄ではがれるおそれがある
- 裏地が弱っていて、破れるおそれがある
- 接着部分が劣化していて、はがれるおそれがある
経年劣化が進んだスタジャンは、作業中に傷むリスクが高いため受付できない場合があります。受け付けてもらえる場合でも、「洗浄によって劣化が進む可能性がある」という条件付きになることがあります。
思い入れのある一着なら、リスクの説明を受けたうえで判断してください。無理に洗わず、部分的なお手入れにとどめる選択もあります。
対応できる店を探したり持ち込む手間もなく、自宅から送るだけで完結。スタジャンの革袖・ワッペン・汚れの扱いに迷ったら、せんたく便におまかせください。
スタジャンのクリーニング代と料金の目安

料金は素材の構成で決まります。ここでは目安を示しますが、店舗によって幅があるため、実際の金額は見積もりで確認してください。
| スタジャンの種類 | 料金目安 | 主な依頼先 |
|---|---|---|
| 革なし | 1,500〜3,000円程度 | 一般クリーニング店・宅配クリーニング店 |
| 一部本革 | 6,000〜10,000円程度 | 皮革対応のクリーニング店・皮革専門店 |
| 合成皮革 | 5,000〜8,000円程度 | 合成皮革対応のクリーニング店・皮革専門店 |
| オールレザー | 10,000〜20,000円程度 | 皮革専門店 |
革を使用していないスタジャンの料金
身頃も袖もメルトンやナイロンという、革を使っていないスタジャンの目安は1,500〜3,000円程度です。厚手で重量がある分、薄手のジャンパーより高めに設定されています。
この場合は、街のクリーニング店でも宅配クリーニングでも受け付けてもらえます。宅配のパック料金を使えば、他の衣類とまとめて出すことで単価を下げられます。
一部に本革を使用したスタジャンの料金
袖だけ本革というタイプの目安は6,000〜10,000円程度です。革と布を分けて処理する必要があるため、料金が大きく上がります。
チェーン店でも受け付けている場合がありますが、対応の可否は店ごとに違います。持ち込む前に電話で確認するか、写真を送れる宅配サービスで事前確認するとスムーズです。
合成皮革を使用したスタジャンの料金
対応してもらえる場合の目安は5,000〜8,000円程度です。
なお、合成皮革は前述のとおり受付条件が厳しい素材です。表面のコーティングが劣化していると、洗浄ではがれてしまうため、状態によっては受付を断られることがあります。
オールレザーのスタジャンの料金
全体が革のスタジャンは、革衣類として扱われます。目安は10,000〜20,000円程度です。
皮革専門のクリーニング店では、洗浄後に色や油分を補う仕上げまで行う場合があります。この工程が含まれると料金は上がりますが、革を良い状態で長く保てます。
追加料金が発生する作業
基本料金に含まれない作業は、別途加算されます。
- カビ取り:2,000〜3,000円程度
- 部分的な染み抜き:500〜2,000円程度
- 革部分の補色:3,000〜10,000円程度
- 撥水加工:500〜1,500円程度
安さだけで選ぶと、必要な作業が別料金になって総額が上がることがあります。革が使われている場合は外注の手数料が上乗せされることもあるため、見積もりの総額で比べてください。
スタジャンの素材によって依頼先が変わる
依頼先は大きく3種類あります。それぞれ扱える素材の範囲が違うので、自分のスタジャンの構成に合わせて選びます。
街のクリーニング店
扱える素材は、革を使っていないスタジャンが中心です。近所に持ち込める手軽さが利点で、メルトンやナイロンのスタジャンであれば問題なく受け付けてもらえます。
革が使われている場合は、提携先の専門業者に外注する形になるのが一般的です。その分日数がかかり、状態の細かい相談も届きにくくなります。
宅配クリーニング
扱える素材は、革なしが基本で、コースによっては革袖付きにも対応します。自宅から発送して受け取れるため、かさばるスタジャンを持ち運ばずに済むのが利点です。
革を使っていないスタジャンなら、パック料金でコートやジャケットとまとめて出すのが効率的です。革袖付きの場合は、革衣類に対応したコースがあるか、事前に確認してください。対応外のサービスに送ると、そのまま返送されることになります。
皮革衣類のクリーニング専門店
一般的なクリーニング店より皮革製品への対応範囲が広く、革袖付きやオールレザーに対応している店もあります。革の種類を判別したうえで、洗浄、乾燥、油分の補給、必要に応じた補色まで対応できます。
料金は高めで、納期も長くなります。それでも、革が硬くなる、色が抜けるといった失敗を避けられる可能性は高くなります。
依頼先を選ぶときの確認項目
候補を絞ったら、次の5点を確認してください。
- 自分のスタジャンの素材構成に対応しているか
- ワッペンや刺しゅうがある場合の扱い
- 見積もりの総額(追加作業を含む)
- 仕上がりまでの日数
- 万一の破損時の補償条件
特に、革袖と合成皮革については「対応できます」だけでなく、どんな工程で処理するのかを聞いておくと安心です。処理方法や起こり得る変化について具体的に説明してもらえるかも、依頼先を選ぶ判断材料になります。
クリーニング前に確認したいリスク
スタジャンは、素材が組み合わさっているためリスクも複数あります。事前に把握しておけば、仕上がりにがっかりしてしまうリスクは減ります。
革の硬化や色の変化
革は洗浄の過程で油分が抜けます。油分が抜けたまま乾くと、硬くなり、曲げたときにひび割れることがあります。
これを防ぐため、専門店では洗浄後に油分を補う工程を行います。この工程があるかどうかを確認してください。また、洗浄によって革の色がわずかに薄くなることもあります。気になる場合は、補色まで含めた見積もりを取っておきましょう。
身頃やリブの縮み・風合い変化
メルトンやウール混の身頃は、水と摩擦で縮む性質があります。襟や袖口のリブも同様で、縮むと着たときのシルエットが変わります。
ウール素材は起毛の風合いが変わることもあります。洗浄後に毛並みが寝て、質感が変わったように感じる場合があります。この点は、洗浄方法の選択である程度抑えられるため、心配であれば事前に確認してください。
ワッペンや刺しゅうの色移り
フェルトや染色された糸を使ったワッペンは、洗浄中に色が出ることがあります。特に、赤や紺といった濃い色は移りやすい傾向があります。
淡い色の身頃に濃い色のワッペンが付いている組み合わせは、リスクが高くなります。事前に伝えておけば、色止めの処理や、色移りしにくい洗浄方法を選んでもらえる場合があります。
経年劣化した合成皮革の剥離
合成皮革は、ポリウレタンなどの樹脂を布に塗って革のように見せた素材です。この樹脂は、時間の経過とともに空気中の水分と反応して劣化します。
劣化が進むと、表面がべたつき、やがてひび割れてはがれます。この現象は洗浄がきっかけで一気に進むことがあります。すでに表面がべたついている、粉のようにはがれ始めているという状態であれば、洗浄は避けたほうが安全です。すでにべたつき、ひび割れ、表面の浮きや粉ふきが見られる場合は、無理に触ったり洗ったりせず、事前にクリーニング店へ状態を伝えてください。
合成皮革は寿命のある素材です。買い替えを含めて検討することも、選択肢のひとつです。
不安な箇所を先に伝えてから預けられて、集荷も返却も自宅で完結します。スタジャンの汚れ・におい・ワッペンの色移りが気になったら、せんたく便におまかせください。
自宅でできるスタジャンのお手入れ
クリーニングに出さない期間のお手入れも、状態を保つうえで欠かせません。自宅でできる範囲を整理します。
なお、スタジャン全体を自宅で水洗いするのはおすすめできません。身頃の縮み、革の硬化、リブの伸びなど、元に戻せない変化が起こりやすいためです。自宅では、汚れを溜めないお手入れに徹するのが安全です。
着用後のブラッシング
メルトンやウールの身頃は、着るたびに洋服ブラシをかけてください。ほこりや花粉を落とすことで、汚れの蓄積を防げます。
ブラシは、毛先の柔らかい馬毛や豚毛のものが向いています。上から下へ、毛並みに沿って動かすのが基本です。この習慣だけで、クリーニングに出す間隔を延ばせます。
革部分のお手入れ
革袖は、乾いた柔らかい布で汚れを拭き取ります。表面のほこりを落としておくだけでも、シミの予防になります。
乾燥が気になる場合は、革用のクリームやオイルを少量塗ります。ただし、塗りすぎるとべたつき、ほこりを吸着します。目立たない場所で試してから、薄く伸ばすように使ってください。頻度は、シーズンに1〜2回程度で十分です。
部分的な汚れへの対処
袖口や襟の軽い汚れは、布部分であれば部分洗いで対応できます。中性洗剤を薄めた液を白い布に少量含ませ、汚れを布に吸い取らせるように、こすらず軽くたたきましょう。
このとき、こすらないことが大切です。こすると生地が毛羽立ち、毛玉の原因になります。処理後は、水を含ませた布で洗剤を拭き取り、風通しのよい場所で乾かします。革部分には使わないでください。
雨に濡れたときの対応
濡れたまま放置すると、シミとカビの原因になります。帰宅したらすぐに、乾いたタオルで水分を押さえるように拭き取ってください。
そのあとは、ハンガーにかけて風通しのよい日陰で乾かします。ドライヤーやストーブで急激に乾かすと、革が硬くなり、生地も縮みます。時間をかけて自然に乾かすのが基本です。
スタジャンをクリーニングに出す頻度と保管方法
クリーニングは、出しすぎても出さなすぎても問題が起きます。適切な間隔と、その後の保管方法を押さえておきましょう。
クリーニングに出す頻度の目安
シーズンの終わりに1回、というのが基本の考え方です。持っている枚数が少なく、着用回数が多い場合でも、シーズン中に1回と終わりに1回の年2回程度で足ります。
革が使われているスタジャンは、洗浄のたびに油分が抜けるため、頻度を上げすぎないほうが安全です。目立つ汚れがなければ、シーズン終わりの1回にとどめ、日常はブラッシングと拭き取りで対応します。
一方、何シーズンも着続けて一度も洗わないのは避けてください。汗や皮脂が残ったままの保管は、黄ばみ、カビ、虫食いの原因になります。
保管前に汚れと湿気を落とす
しまう前に、汚れと湿気を落とすことが最も重要です。
- クリーニングから戻ったら、ビニールカバーを外す
- 1日ほど風通しのよい場所に吊るして湿気を飛ばす
- ワッペンや金具に汚れが残っていないか確認する
ビニールカバーは、輸送中の汚れを防ぐためのものです。かけたまま保管すると内部に湿気がこもり、カビの原因になります。
型崩れを防ぐ吊るし方
スタジャンは重量があるため、細いハンガーにかけると肩に跡が残ります。肩幅に合った、厚みのあるハンガーを使ってください。
クローゼットに詰め込むのも避けます。衣類同士が密着すると通気が悪くなり、湿気がこもります。両隣に指が入る程度の間隔を空けておくと安心です。
カビと虫食いを防ぐ
カビは湿気、虫食いはウール素材と汚れが原因です。どちらも、保管環境で予防できます。
- 除湿剤をクローゼットの下部に置く(湿気は下に溜まる)
- ウール混の衣類には防虫剤を使う
- 防虫剤は衣類の上部に置く(成分は下に降りる)
- 保管中も、月に一度は扉を開けて空気を入れ替える
防虫剤は種類を混ぜて使わないでください。成分が反応して、衣類にシミを作ることがあります。
重いスタジャンも自宅から送るだけで、しまう前の汗や皮脂をしっかり落とせます。スタジャンの黄ばみ・カビ・虫食いが気になったら、せんたく便におまかせください。
スタジャンのクリーニングについてよくある質問
合成皮革のスタジャンもクリーニングできる?
対応している店はありますが、状態によります。表面のコーティングが劣化していると、洗浄ではがれてしまうためです。
購入から年数が経っている場合は、受付できないこともあります。べたつきや剥離などの劣化が見られる場合は無理に洗わず、表面のほこりを軽く払う程度にして専門店へ相談しましょう。
古着のスタジャンも依頼できる?
依頼できる場合と、断られる場合があります。革の乾燥、裏地の劣化、接着部分の弱りがあると、作業中に傷むリスクが高くなるためです。
複数の店に相談すると、受けてもらえる店が見つかることもあります。その際は、どこまでのリスクを許容するかを自分の中で決めてから依頼してください。
洗濯表示が水洗い・ドライともに不可の場合は?
表示上は、通常のクリーニング方法では洗えないという意味になります。ただし、受け付けてもらえないとは限りません。
皮革衣類の専門店では、表示にかかわらず素材の状態を見て判断する場合があります。「表示は両方とも不可だが、汚れを落としたい」と伝えて相談してください。ただし、この場合は補償の対象外となることがあるため、条件を確認したうえで依頼するかを決めましょう。
スタジャンの仕上がりには何日かかる?
素材と依頼先によって変わります。
- 革を使っていないスタジャン:1週間〜10日程度
- 革袖付き、合成皮革:2〜4週間程度
- オールレザー、専門店での作業:1〜2か月程度
補色や修理を伴う場合は、さらに日数がかかります。着る予定がある時期が決まっているなら、シーズン終了後など着用しない時期に余裕をもって依頼しましょう。長期保管する場合は、汚れや湿気を残したまま収納しないことも大切です。
まとめ
スタジャンはクリーニングに出せますが、素材の組み合わせによって受け付けられる店が変わります。まずはタグを見て、身頃と袖の素材を確認することが重要です。
- 革を使っていないスタジャンは1,500〜3,000円程度、街のクリーニング店や宅配で対応できる
- 革袖付きは6,000〜10,000円程度、オールレザーは10,000〜20,000円程度が目安
- 合成皮革は経年劣化の状態によって受付を断られることがある
- 革の硬化、身頃の縮み、ワッペンの色移りは事前に確認しておく
- 自宅では洗濯表示を確認し、日常のお手入れはブラッシングや軽い拭き取りを中心にする
- クリーニングの頻度は一律ではなく、汚れや着用状況、長期保管のタイミングを目安に判断する
自分のスタジャンがどの区分に当てはまるかがわかれば、依頼先は自然に絞られます。革が使われていなければ手軽な選択肢が使え、革が使われていれば専門店を選ぶ、という単純な判断です。
シーズンが終わったタイミングは、納期に余裕を持って依頼できる時期でもあります。汚れを残した状態でしまい込む前に、一度状態を確かめてみてください。
シーズン終わりは納期に余裕を持って頼めて、革なしのスタジャンなら自宅から送るだけで完結します。スタジャンの汚れ・黄ばみ・においが気になったら、せんたく便におまかせください。
宅配クリーニングの依頼はせんたく便へ
| サイト名 | せんたく便 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ヨシハラシステムズ |
| 本社住所 | 〒522-0026 滋賀県彦根市大堀町380-1 |
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| コールセンター受付時間 | 9:00~23:00 |
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